最近では様々な形のアンテナが数多く市販されています。
その代表的なのが、外壁などに取り付けられている四角い形をしたアンテナです。
当ブログでは≪デザインアンテナ≫と表現することが多いのですが、
ボックスアンテナ/箱型アンテナ/平面アンテナなど。
メーカーや業者さんによって表現が異なりますが、
共通しているのは≪八木式アンテナ≫とは全く違う、
新時代の壁面アンテナということです。
といっても今年発売されたような新製品ではなく、
数年前から人気の商品です。
このデザインアンテナは、地上デジタル放送用のアンテナです。
近くの電波塔から発せられる電波を受信する仕組みは同じですので、
電波が受信しやすい場所に設置をします。
外形寸法が、縦50センチ前後、横30センチ前後、厚さ10センチ前後というコンパクトな設計になっているため、
電波が受信できればどこに取り付けても構いません。
そのため外壁やベランダの壁、軒下など、外側から目立たない場所が選ばれることが多いのです。
デザインアンテナの大きなメリットはその構造です。
八木式アンテナの場合は、魚の骨のような素子という部分で電波を受信していますが、
デザインアンテナのはこの素子が四角い箱の中にしまわれている構造です。
そのため、紫外線や雨などにさらされることがなく、
サビなどによる故障や、風や雨などによる劣化が進みにくいのです。
また八木式アンテナの場合は、この素子が強風に煽られて折れたり、
固定金具から外れてアンテナ自体が落下したりするリスクがあります。
しかしデザインアンテナはコンパクトサイズで、
強風に煽られても折れることがないので、そうしたリスクも少ないのです。
ただし、デメリットももちろんあります。
アンテナを受信する部分が小さくて、しかも箱の中にしまわれているため、
受信感度が低いことです。また八木式アンテナよりも価格が高い傾向にあるのもネックになっています。
■アンテナ種類①
DXアンテナ製:
オールチャンネル対応のデザインアンテナです。
高さ62.6センチ×幅25.2センチ×奥行き12.3センチの小型サイズで、
取り付けや取り外しも簡単にできます。
本体の背面上部にブースターなどを取り付けることができるので、よりスッキリな見た目にできます。
デザインアンテナは通常20素子程度ですが、
こちらのアンテナは26素子相当の受信感度を持っており、中電界地域および弱電界地域でも問題なく受信できます。
■アンテナ種類②
日本アンテナ製:
薄型UHFアンテナUDF105は、前述したDXアンテナの平面アンテナUAH261と同様に、
26素子相当の中電界地域および弱電界地域用のアンテナです。
外形寸法は、高さ63.3センチ×幅27.5センチ×奥行き14.2センチとなっています。
イージースライドマルチ金具で様々な場所に設置でき、
しかもスライドさせるだけでボルトを締めることができるため、取り付けは簡単です。
また防水キャップがセットされており、雨風による劣化も防いでくれます。
■アンテナ種類③
マスプロ電工製:
マスプロ電工のスカイウォーリーシリーズは、壁にも取り付けることができるタイプのデザインアンテナです。
このU2SWLA26は、取り付け時の外形寸法が高さ62.0センチ×幅24.0センチ×奥行き11.8センチの小型サイズで、重さは2.2キログラムです。
強電界地域はもちろん、中電界、弱電界地域でも問題なく受信ができる上、
ブースターを内蔵しているので複数の部屋に分配したり、ケーブルが長い場合でも問題ありません。
■アンテナ種類④
マスプロ電工製:
マスプロ電工のスカイウォーリーシリーズのU2SWLC3は、「mini」の名称がつくようによりコンパクトなサイズになっています。
高さ37.9センチ×幅15.1センチ×奥行き9.9センチと、高さは40センチ、奥行きも10センチを切っています。
ただし弱電界地域や中電界地域では電波が受信しづらい傾向があります。
強電界地域であれば、サイズが小さいのでおすすめです。
デザインアンテナは色々と種類があり、一般の方では見分けがつかなかったり、
ご自宅に最適なアンテナ選定をするというのは難しいかもしれません。
そんな時は当ブログで紹介させて頂いている業者さんにお気軽にご相談されてみてください。
ベストなアイディアを安価でご紹介してくれること間違いなしです(#^^#)
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