基本的にはテレビアンテナというのは屋外に設置することが多いため、
ほとんどの方が、【アンテナ=屋外】と思っていらっしゃる方が多いです。
実は地上デジタル放送用の八木式アンテナもBS放送用のパラボラアンテナも室内に設置することができます。
ただ、メリットデメリットがございますので、お客様に合った設置方法をお選びくださいませ。
※メリット:
・壁に穴をあける必要が無い
BSアンテナを屋外に設置する場合、
ケーブルを室内に引き込むために壁に穴を開ける必要がございます。
一戸建ての場合は建築時にケーブルの引き込み口を設けている場合がありますが、
ない場合は改めて穴を開ける必要があるのです。
この時に適切な処理をしないと、穴から雨水が入ったり、隙間風が入るなど後々トラブルになることもあります。
またマンションの場合、ケーブルの引き込み口がない場合は穴を開けることができないため、
窓枠やサッシなどの隙間を利用するなどして対応します。
しかしこの場合も、雨水や風が室内に侵入する可能性があります。
・天災による心配がない
屋外に設置していると、雨風や雪の影響でアンテナ位置がずれる事がございます。
特にBSアンテナは電波を受け止める反射鏡が、
強風の影響を受けやすい円形になっています。
しかし室内に設置すれば風の影響を受けることは無い為、
アンテナがズレるということはほぼほぼございません。
・紫外線による劣化も防げます
屋外に設置しているBSアンテナは、雨や紫外線などを常に浴びています。
そのため通常よりも劣化が進みやすくなるものです。
特に海沿いの地域では塩分を含んだ風を浴びているためサビる事も多いです。
もちろん防水処理などで耐久性の向上を図っていますが、それでも室内に設置していた方が劣化しづらいのは確かです。
※デメリット
・電波が弱い可能性がある
BSアンテナを室内のどの位置に設置するかによりますが、
通常考えられるのは窓際です。
この場合、ガラスを通った電波を受信するため、電波が弱くなる可能性がございます。
特に防音や二重構造など、ガラスの強化をしていればしている程、
電波が届きづらい環境となってしまいます。
・スペースを取る
BSアンテナの大きさは直径が40~50センチ程度が一般的で、
上記の通り、電波が届く位置に設置するため、窓際に固定されることになります。
この場合、室内は日当たりが悪くなりますし、圧迫感を感じる事も多いです。
※室内に設置する際の注意点
・まずは電波レベル!
まずBSアンテナを室内に設置するには、
電波がちゃんと届いているか事前に確認をした方がいいです。
最も重要なのは方角と言えるでしょう。
BSアンテナは赤道上にある人工衛星から送られてくる電波を受信しなければなりません。
そのため設置を想定している場所から南南西に向けて見通しの良い場所である必要があります。
南南西がどちらか分かりづらい場合は、午後2時前後に日光が差し込む方向と覚えておくと便利かもしれませんね。
また、BS放送用の電波は直線的です。
そのため1度でも角度がずれると電波を受信することができないので、調整は慎重に行いましょう。
・スペース確保
上記の通り、けっこうスペースを取ってしまうものです。
生活に密着するものですし、
アンテナを置く事で生活に不便さが出ないよう、
余裕を持ってスペース確保を行っておいた方がいいです。
なかなかアンテナ設置というのはご自身でされないでしょうし、
専門業者に依頼する事になると思います。
その際はいきなり設置ではなく、必ず現地調査からしてもらいましょう。
室内設置を前提にお部屋を片付けたり、業者に依頼をして、
当日やっぱり設置出来ない。
ということも十分考えられます。
そうならないように、まずは現地調査!
というところから業者選定をされた方が宜しいです。
当ブログで紹介させて頂いている業者さんであれば、
確かな技術と経験、対応力の高さなど評判の業者さんばかりです。
ぜひ一度ご相談されてみてはいかがでしょうか?
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