最近ではアンテナ視聴以外の方法でテレビをご覧になられている方も多く、
そもそもテレビを使わずスマホやPCで番組を視聴されている方も多いです。
一部の方々は、屋上に設置されたアンテナが特に目につかないため、
そのまま放置してしまうことがありますが、実はこのような放置は安全上のリスクをはらんでいます。
具体的には、「劣化」「破損」「落下」といった問題が考えられます。
・引っ越しを検討中
・ケーブルテレビへの切り替え検討中
・BSやCS放送を利用しない
などの理由から、不要になったテレビアンテナの撤去が求められることがあります。
もし、これらに該当する場合は何かが起こる前に出来るだけ早くアンテナ撤去をされた方がいいです。
テレビアンテナを放置すると、まず最初に屋根や外壁の劣化が進行する恐れがあります。
アンテナが雨風に晒されることにより生じるサビに起因します。
使用されていないアンテナは適切なメンテナンスが行われない事が多く、
腐食が進みサビが発生する可能性が高いのです。
アンテナ本体だけでなく、屋根馬や支柱、アンカーなどの金具も錆びるリスクがあります。
さらに、このサビが雨などによって屋根や外壁に広がることがあります。
サビが付着した箇所は次第に腐食し、結果として雨漏りの原因になってしまう可能性もあります。
また、雨水が建物内部に侵入すると、内部の損害が広がる可能性があります。
サビが進行すると、アンテナ自体の強度が低下し、
素子が折れたりアンテナ本体が倒れたりする危険性があります。
これにより、屋根などに損傷を与え、雨漏りが引き起こされる可能性があるのです。
※アンテナが倒れている場合※
アンテナが倒れたままであれば、被害は建物内部にとどまる可能性があります。
しかし、アンテナが落下すると重大な事故が発生するリスクがあります。
アンテナは約3メートルの大きさで、重さも約5キロ程あります。
このようなアンテナが地面に落下し、
近くの歩行者に直撃すれば、重傷を負う可能性が考えられ、
さらに、通りがかる車両に衝突し、
車両の損傷だけでなくさらなる事故を引き起こす可能性もあります。
このように不要なアンテナを放置することは、
重大な事故を招く可能性を孕んでいることを認識しておくことが重要です。
これらの危険性を避けるためには、
不要なテレビアンテナの適切な撤去をしておいた方が良いです。
※ご自身でアンテナ撤去をされる場合※
専門業者に頼むのがベターではありますが、
費用も時間もかかりますので、DIYに知識や経験がある方であれば、
ご自身で撤去することも出来なくはありません。
(推奨は致しません)
方法と致しまして:
・支持線の切断
テレビアンテナは風による影響を受けないよう、
複数のワイヤーで支えられていますので、
まず最初にこれらのワイヤーを丁寧に切断します。
アンテナやケーブルには電気が流れていることに留意してください。
電波は実質的に電気の流れです。ケーブルの切断部などに触れてしまうと、感電する可能性があります。
電力は強いものではありませんが、驚いてバランスを崩し、転落する可能性もあります。
アンテナ工事を行う際には、絶縁手袋を必ず使用してください。
・支柱と固定金具の取り外し
アンテナ本体を取り外したら、次に屋根馬や支柱、さらに固定金具を順番に取り外していきます。
細かな金具も多いため、注意深く作業を進め、誤って落下させないようにしましょう。
また、金具を取り外した箇所が錆びていたり穴が開いていないかも確認してください。
・固定金具の撤去と工具の安全下ろし
不要な固定金具を屋根上から取り外し、使用した工具も安全に下ろします。
ハシゴを何度も上り下りするのは煩わしいかもしれませんが、一度に複数の道具を持っていくと危険が増します。
どんな状況や理由であれ、まず最優先すべきは≪安全≫です。
ご自身の安全だけではなく、建物や近隣の人や物。
落としたりぶつけたりというリスクを少しでも軽減すべく、
面倒であっても必ずこまめに物を移動させてください。
※専門業者に依頼※
ご自身での撤去も可能ではありますが、
推奨は出来ません。
高所での作業になることも多く、近隣に迷惑をかけてしまう可能性もあります。
専門家に任せると費用やお時間をどうしても取られてしまうものですが、
万が一のリスクを考えると専門家にお願いした方が良いでしょう。
当ブログで紹介している業者さんであればスピーディーな対応と安価な価格設定で評判が良いところばかりです。
お引越しやテレビ視聴方法を変更される方、
古いアンテナが放置されている方などは、一度ご相談されてみてはいかがでしょうか?
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