テレビアンテナは屋上に設置する事が多く、
天候に左右されることがあります。
出来る限り、天候が良い日に取り付け工事を行う事が最適です。
安全に工事ができるだけではなく、
天候状況によっては工事の中止や延期なんて事にもなってしまいますので、
何かとお天気状況というのは重要になってきます。
一般的な天候例で考えますと、
・雨天:
屋根の上での作業になるため、屋根が雨で濡れていると作業員が滑って転落する危険があります。
そのため雨の量にもよりますが、雨天時のアンテナ設置工事は原則として中止となります。
・強風:
雨天と同じく作業員が転落する危険があります。
また角度調整時に強風が吹いていると難航することが多いです。
屋根馬を支線で固定する際なども強風が吹いていると、適切に固定できない可能性があります。
・積雪:
屋根の上に積雪があると屋根が滑りやすくなっているだけではなく、
気温が低下していると屋根が凍結していることもあり、
転落事故や工具の落下事故に一番繋がりやすいです。
積雪量によっては適切なアンテナ位置を計測出来ず、
業者によっては誤った判断をすることもございます
ちょっと考えれば分かる事ではあるのですが、
言われてみないとなかなか気づかない、盲点とも言える事です。
特にアンテナ故障で、1日でも早くアンテナを設置したい!
という方はついつい冷静さを忘れ、天候を気にしなかったというケースも多いです。
※地域ごとの適切な工事時期※
・積雪地域:
北海道や東北地方、北越地方などの日本海側は降雪・積雪ともに多く、
冬の期間は屋根の上に積雪があることが当たり前です。
そのためアンテナ工事は正直困難を極めます。
冬にアンテナ工事が出来ない可能性が高い為、
寒さが厳しくなる前の10月頃から、越冬するためのアンテナ補強工事などを行うケースもあります。
冬は吹雪などが考えられますので、耐えられるように支線を増やすなどでアンテナを補強する工事が多いでしょう。
冬が終わり、春頃になると今度は点検工事が増え始めます。
そのためアンテナ工事の専門会社は迅速な対応ができないことがあります。
メンテナンスを依頼する際は時間に余裕を持って行いましょう。
・台風地域:
一般的に台風が多いとされるのは沖縄県を含む九州地域、四国地域、紀州半島エリアなどですが、
この地域では台風の多い8月~10月はアンテナ設置が難しい日が多いです。
急を要する場合以外は、別の時期にアンテナ工事を行った方がいいでしょう。
台風直撃後は点検や補修工事が増える為、なかなかスムーズな対応が出来ない業者さんも増える事が予想されます。
台風のシーズン前にメンテナンスを受け、台風の被害に遭っても問題ないように補強工事を行っておいた方がいいでしょう。
・ゲリラ豪雨
東京を中心とした首都圏などでは近年、
ゲリラ豪雨と呼ばれるスコールのような現象が頻発するようになっています。
特に夏の夕方などに、非常に強い雨と落雷が発生しております。
こういった天気ですとやはり工事に支障も出る為、
都市部で夏の夕方にアンテナ工事の予定を入れることは、
できるだけ避けた方がいいでしょう。
アンテナ業者さんによって悪天候時の対応は異なります。
悪天候の場合は工事を延期する業者さんもあれば、
適切な雨具や道具を用いる事で、安全に工事をする業者さんもあります。
また、高額な費用を請求し、無理やり雨天時でも工事を行う業者さんもございます。
1日でも早くアンテナを設置したいお客様にとっては、
そういった業者さんに依頼してしまうと足元を見られたという感覚になるかもしれませんね(泣)
優良業者さんになればなるほど、
雨天時の対応もしっかりしていますし、
工事が出来ない場合は出来ないとしっかりとした判断をしてくれます。
お問合せやお見積もり時に、
万が一の悪天候時の対応を事前に聞いておくのも業者選定の1つになるでしょう。
当ブログで紹介させて頂いている業者さんはどの業者さんも、
適切な判断+道具を所持しております。
ご参考になりましたら幸いです。
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