地域差はあるものの、雪はどこかで毎年降りますし、
去年はたいして積もらなかった地域も今年は予想外に積もった!
なんて事が毎年のように起こる日本の冬。
アンテナにも異常が出やすい為、今のうちに出来る対策や、起こりえる事を覚えておきましょう!!
■配線が外れや機器の破損に要注意!
軽いイメージの雪ですが、積もった時の重さはなかなかのものです。
屋根から雪がすべり落ちる力は意外と強力で、
気温が下がって凍ってしまったり、あるいは反対に積もった雪が溶けて水を多く含んでしまったりするからです。
そのため雪が重くなり、すべりはじめると勢いがついてしまいます。
雪によってアンテナの配線が外れるというトラブルは
あまり降らない地域でこそ起こります。
それは雪国では、切妻屋根など傾斜した屋根より、
雪が落ちないように平らな屋根の無落雪住宅が多いからです。
また、アンテナを設置する場所も落雪には関与しない場所に取り付けるなど、
雪対策をしっかり行っているのです。
一方、普段はあまり雪の降らない地方では積雪のことを考慮せず、電波レベルを重視してアンテナを設置しています。
そのため降雪の少ない地域の方こそ、大雪が降ったあとにテレビが視聴できなくなることがあるのです。
なので普段雪が降らない/積もらない地域にお住まいの人こそ、
雪対策、屋根対策というのは意識しておいた方が良いでしょう。
八木式アンテナはエレメント(素子)と呼ばれる金属製の棒が何本もあるため、
魚の骨のような形をしているとよく言われます。
このエレメントは電波を受信する重要な部分で、
折れたり、曲がったりしてしまうと電波を適切に受信することができなくなります。
エレメントを含めアンテナはかなり丈夫にできていますが、
それでも強風や大雪によって、折れたり、曲がったりすることがあります。
特に年数が経ち、サビなどで劣化が進んでいる場合は、積もった雪の重みで折れることもございます。
当然、部材が落下するなんてこともあり、
もし下に通行人がいて、ぶつかりでもしたら大事故に繋がる危険性もございます。
また雪が積もると電波が減衰され、
受信レベルが低下する可能性があります。
さらに気温が急激に下がるなどでエレメントに積もった雪が凍ってしまうと、
電波を受信できなくなることもあります。
元々電波が強くない地域では雪の影響によってテレビが視聴できなくなることもあるのです。
■プロに任せる!!
雪が降っている最中、あるいは雪のあとにテレビが観られなくなったときは、
まず電波の受信レベルを確認してください。
テレビのリモコンで、
設定やメニューといったボタンで調べることができます。
その際、エラーコードが「E202」となっていれば、
電波の受信レベルが低下している状態を表しています。
テレビをはじめ屋内の配線が外れていたり、
緩んでいなければ、屋外のアンテナに何かしらの原因があると考えましょう。
もちろんご自身で確認することも出来るのですが、
大抵は屋根の上に設置されている事が多く、
屋根の上は積雪があったり、滑りやすくなっている為、非常に危険を伴います。
危険なことはせず専門のアンテナ工事業者に依頼し、アンテナの状態を見てもらうようにしましょう。
ご自身がテレビを見れないだけならまだしも、
お隣のお家や通行人にケガをさせてしまう事がある降雪事故。
特に10年以上、今のアンテナをお使いの方は、
経年劣化もしてしまいますし、自然と老朽化してしまうものです。
大きな事故を招く前に、一度専門業者にメンテナンスしてもらうだけでも安心感も違うと思います。
当ブログで紹介させて頂いている業者さんであれば、
格安で点検もしてくれますし過度な営業も行っておりません。
本格的な冬を迎える前にまずは一度ご相談されてみてはいかがでしょうか?
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