一般的に地デジアンテナというのは屋外に設置いたします。
八木式は屋根の上に、
デザインアンテナは外壁に。
室内設置をされていらっしゃるご家庭もありますが、
大抵は屋外に設置します。
その場合、【天災】や【動物】などのリスクがあり、
台風や雪、鳥類の衝突など。
様々な状況や状態によりアンテナの破損というものが考えられます。
もちろん経年劣化により老朽化ということも考えられ、
『アンテナの異常』『テレビが見れない』となった場合、
何が理由なのか?
というのを探す必要がございます。
■火災保険を使う!!
アンテナは屋根の上に接続されて立っている事が多く、
建物の一部としての扱いとなる為、アンテナ修理は火災保険の適用範囲となる事が多いです。
保険ですから、普段保険料を支払う事でもしもの際にはその費用を保険会社が負担してくれるというものになります。
ということは?アンテナ工事の料金も状況により負担してくれることもあるんです。
当然ながら悪用は論外ですが、正当な理由であれば、せっかく毎月や毎年保険料を支払っているわけですし、
使うにこした事はございません。
名前の響きから、火災保険は火事の時にしか使用出来ないと思われている方も多いようで、
強風、大雨、豪雪でのアンテナ事故は火災保険の適用範囲となります。
積雪が原因でアンテナが転倒、故障した場合は「雪災補償」で対応され、
強風が原因なら「風災補償」で対応可能となり、多くの修理が無料となります。
これらは利用者にとって非常に有益な事だと思われます。
■火災保険が適応されない場合
残念ながら、【経年劣化】は保険の対象外になってしまいます。
消耗品である以上、いつかは壊れます。
特に天災が無く、日常的に10年以上ご利用されていた場合は、
経年劣化と診断され、保険の対象からは外れてしまう事が多いでしょう。
また、「少損額免責」という、
一定以下の損害額について保険会社は一銭も支払わない方式があります。
代表的なのは『20万円フランチャイズ方式』というものです。
こちらは、損害/被害額が20万円以下の場合は保険会社は支払わず、
全て利用者の実費となるという内容です。
アンテナ設置工事だけですと20万円を超える内容はほとんどありませんので、
10万円のアンテナ工事だとしたら10万円全てを利用者が支払う形になります。
ただし!アンテナ以外にも外壁やその他家電に不具合が生じるような天災の場合、
工事費用が30万円になった!
そういった場合は20万円を超えているので、満額の30万円を保険会社が負担してくれます。
そのため、工事費用は20万円以上になるようにした方がお得と言えるでしょう。
もう1つ代表的なのは、『免責方式』というもので、
上記のフランチャイズ方式とは異なり、ご自身で免責金額を選べる形になります。
いくつかコースがあり、
例えば5万円コースを選んでいる場合は、5万円以下の工事は全て実費負担。
5万円以上ならば、工事金額-5万円=保険会社負担という形になります。
当然ながら免責額が多い程、日々の保険料は安くなります。
■工事業者と相談
火災保険を使うには工事業者の書類が必要です。
診断書や見積書、請求書など、
工事業者の協力無くして保険は使えません。
業者によってはそんな面倒な申請はしません!
という無慈悲なところもございますので、
必ず、保険対応をしてくれる業者を選びましょう。
当ブログで掲載させて頂いている業者さんは当然ながら、
全社、保険の事も詳しい業者さんばかりですので、
まずはご自分の状況を伝え、保険が適応されるのかどうか診断してもらうのが一番でしょう。
保険で治せるからといって、
あれもこれも全部まとめてやってしまいましょう!
と契約だけ取り、
実は保険がおりなくて実費になった…
という悲惨な実例もございます。
必ず!必ず!!
保険を使用される際は契約前に工事業者と保険業者。
両方の判断を受けてから契約をしましょう。
契約してからではどうすることも出来ない場合もございます。
まずは事前に当ブログに掲載されている業者さんに、ご相談してみるのが宜しいかと思います(#^^#)
Comments