前回のブログではデザインアンテナの失敗例をいくつかご紹介させて頂きました。
ネガティブな内容ではございましたが、くれぐれもデザインアンテナの設置を引き留めているわけではございません。
むしろ逆で推奨しております!!
ただ!やはりある程度の知識が無いと、失敗してしまう事もございますので、
失敗しないための内容というのはまずご理解頂きたいです。
そして引き続き今回もちょっとネガティブな内容('Д')
でもデザインアンテナを設置して欲しくないわけではありません。
繰り返しますが、【デザインアンテナは推奨しております】
■デザインアンテナの設置を業者に断られるケース
ご入居者様はデザインアンテナにしたくても、
業者から断られる事もございます。
住んでいる地域の電波が足りない場合、八木式アンテナ(UHFアンテナ)の設置を勧められることがあります。
当然ながら、業者がイジワルしているわけではなく、
立地条件の都合上、致し方ない時もあるんです。
ご自宅の屋根の材質や近隣に高層な建物があるなど。
電波を受信出来なければ設置の意味がありません。
そうなると必然的に八木式になってしまう事は仕方ありません。
つまり!!!
必ず電波状況の確認をしましょう。
状況を確認せず安易にデザインアンテナで契約をしないように要注意です。
■デザインアンテナとは?
何度もこのブログに登場しておりますし、
そもそも設置をご検討されている方がご覧になられているかと思うので、
ある程度の事はご存じだと思いますが。
改めてご説明を。
デザインアンテナは、地上デジタル放送を受信するためのアンテナです。
別名「平面アンテナ」「フラットアンテナ」とも呼ばれ、
長方形の箱のような形をしています。
光回線やケーブルテレビなど、
アンテナ以外の視聴方法と比較して、ランニングコストがかからないというメリットがあります。
最大のウリはそのデザイン性!
八木式アンテナだと屋根の上に魚の骨のような形のものを設置する形になり、
どうしても『昭和感』が否めません。
せっかくご自宅の外観を今風に設計をしても屋根の上が……
という声が多かったのか、壁面に設置するタイプがこのデザインアンテナとなります。
設置場所によっては外から設置されている箇所が見えない事もあり、
一見、アンテナが設置していないかのように見せる事も出来ます。
そうすることにより、よりスタイリッシュなご自宅を作る事が出来る為、
昨今では非常に人気でもはや主流とも言えるアンテナでございます。
とくに関東では、2012年に東京タワーからスカイツリーに電波塔が移行したことで電波状況がよくなり、
八木式アンテナからデザインアンテナに切り替える人が急増しました。
そして!基本的には八木式アンテナと同じ場所に設置が出来ます。
屋根上や屋根裏部屋はもちろんの事、
八木式アンテナでは設置の出来ない『壁面』に設置することが出来るというのも長所の1つです。
設置場所に関しては八木式アンテナに劣っているところが無いという所ですね。
■八木式アンテナに劣る点
・お値段!
お値段はデザインアンテナの方がお高いです。
部材代と工賃で大体4万円前後が相場となります。
ブースターや分配器など、設置する機種により費用の増減はございますが、
安くても3.5万円くらいでしょうか。
八木式アンテナの設置は総額で3万円前後になりますため、
相場だけで見ても1万円ほどの差はございます
・電波感度
電波というのは上に行けば行くほど良いものです。
ご自宅の一番上というのは屋根の上になるため、
必然的に屋根の上に設置するのが一番電波が良いでしょう。
屋根上にデザインアンテナの設置も可能ではございますが、
あまり意味をなさないため、屋根上にアンテナを設置するご家庭は八木式が多いでしょう。
電波感度という点では八木式に軍配があがります。
※裏を返せばお値段と感度以外はデザインアンテナに軍配があがります。
お値段と感度、デザイン性や耐久性。
色々な項目がありますが、ご入居者様が何を優先されるかにより異なるでしょう
■まとめ
工事自体は住宅設備工事の中では比較的簡単な工事になります。
ただ、長年ご利用されるものですし、安い買い物ではありません。
数万円するものですから、慎重に商品や業者を選びたい所だと思います。
デザインアンテナをつけたくてもつけられない…
そういった方はけっこう多いです。
契約する前に必ず専門家の意見を聞くようにしましょう。
当ブログで紹介させて頂いている業者さんならば、
どこも安価で経験豊富な業者さんばかりです。
ぜひ一度ご相談されてみてはいかがでしょうか?
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