東京の観光名所の1つ。
≪東京スカイツリー≫
テレビ電波塔としての役割があるというのはご存じの方も多い事でしょう。
では具体的にどういう役割があるのか?
■都心の高層ビル群でも電波を供給出来る役割!
テレビ番組や写真、さらには実際に東京スカイツリーを見たことがある人は多いと思いますが、
東京スカイツリーが開設された経緯をまずは確認しましょう。
東京スカイツリーの建築については、約20年前。
関東地方で地上デジタル放送が開始された2003年12月のことです。
NHKや日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日など。
大手放送局が関わっております。
プロジェクトが発足した理由は、地上デジタル放送は始まりましたが、
都心部に200メートルを超える高層ビルが建ち並んでいるため、
電波がちゃんと届けられるのか?
また、≪ワンセグ≫の普及も視野に入っておりましたので、
いっその事新タワーを作ってしまおう!という形です。
プロジェクトの発足当初から、
目指していたのは600メートルを超える新タワーの開設です。
それは送信高が東京タワーの約2倍となることで、
高層ビルによる電波衰退化の影響を低減できると見込んだからです。
プロジェクトは、東武鉄道が筆頭株主となる「東武タワースカイツリー株式会社」が主体となり、
事業費は約500億円、建設費は約400億円、総事業費は約650億円という
とんでもない大規模での大計画でスタートしました。
当然ながら電波を供給するだけではなく、
観光スポットにもなるよう、色々な事が考えられていました。
大きく分けると3つの役割を持っています。
① 東京スカイツリー(電波塔)
② 東京ソラマチ(商業施設)
③ 東京スカイツリーイーストタワー(オフィス施設)
スカイツリーに人を集める事で、
お金の流れを作るという事をコンセプトに
2012年に完成致しました。
もうあっという間に10年も経つんですね(#^^#)
2012年4月にFMラジオ(NHK、J-WAVE) の本放送と、
タクシー無線(関東自動車無線協会)の本運用が開始され、
さらに10月にはTOKYO MXのサイマル放送(東京タワーと東京スカイツリーの両方から放送)が開始されます。
まさに2012年はスカイツリーYEARとも言える1年だったと言えます。
2013年には、TOKYO MX送信の移転も完了し、
東京スカイツリーからの放送のみとなりました。
2015年12月に在京AMラジオ3社(TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送)と、
FM補完放送の本放送が開始され、
現在と同じく本格的な電波塔としての役割になっていきます。
■電波塔以外の役割
東京スカイツリーでは、その高さを生かして電波塔以外にも様々な役割を果たしています。
・雷観測:
地上高497メートルの地点に雷観測装置が設置されており、
雷の特性を解明するために活用されています。
地上高497メートルの高さに設置されている雷観測装置は、
世界でも例が多くないとされています。
・雲内観測
約300メートル付近には大気質観測装置、
458メートルのところには雲内観測装置も設けられています。
大気質観測装置では大気組成や温室効果ガスなどについて、
雲内観測装置は雲の特性を解明する研究に用いられています。
ちなみに東京スカイツリーが本稼働したことで、
電波塔としての役割を終えた東京タワーですが、
現在もFM放送の電波送信を行っています。
万が一スカイツリーに何かトラブルが生じた際は東京タワーが活躍できるような、
予備塔として、準備が出来ているそうです。
また、やはり≪東京タワー≫というものは、2022年現在でも観光名所でもあり、
夜になるとカップルたちの憩いの場にもなっております。
既に東京のシンボルとも言えるスカイツリーですが。
東京タワーもある意味、まだまだ現役で、
2本の巨大なタワーにより東京だけではなく、関東のテレビと娯楽。
笑いと感動とニュースを皆様にお届けしているんだと思います。
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アンテナ設置以外にもこういった予備知識も備えており、
業者とは長いお付き合いになる故、
工事以外の点もちゃんと詳しい業者さんにご自宅の設備を依頼された方がいいでしょう。
当ブログが参考になりましたら幸いです。
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