2019年、今年の関東は大型台風が2件起きました。
15号と19号。15号の際、千葉では大規模な被害が発生し、電気水道ガス、ライフラインが数日停止するほどでした。
家屋が吹き飛び、色々なものが流されたりと。本当に凄まじい威力でした。
そういった災害が起きるとやはり地デジアンテナにも被害が出てしまい、アンテナが折れたり、向きが変わったり。時には飛んできたアンテナでケガや事故を起こしたり。
様々な事が考えられます。日頃の備えや点検は大切にしたいと、改めて思い知らされる出来事だと思います。
今日はご紹介したいのは『地デジアンテナの電波状況』についてです。
屋根上に設置しているヤギ式アンテナという魚の骨のようなアンテナには実は方向があるってご存知でしたか?
地デジ用のアンテナはそのほとんどが指向性アンテナといい、使用する向きが決まっております。基本的には、電波塔(首都圏近郊ならスカイツリー等)に向けてアンテナを設置するのですが、たまに周りの家と全然違う方向を向いて設置されていることがあります。
ここが厄介です。
あえて反対方向に向けて設置しているのか、はたまた災害で逆を向いてしまったのか?
というところです。
では意図的に反対に向けて設置している場合ですが、
実は地デジのアンテナはビルや山などから電波を反射することがあるのです。
都心部では高層のビルも多く、それらが障害物となり、うまく電波をキャッチ出来ないお宅も少なくありません。
そこで、別の方向へ向けて検波してみると地デジの電波が受信できることがります。
これを反射波といいます。
反射波は、直接電波を受信するよりもレベルが落ちていることが多いのですが、視聴に問題ないレベルが取れているようであれば、工事を行えます。
そんな反射波でもデメリットが!!
反射している建造物との間にまた別の建造物が建ってしまった場合には、電波状況が変わる可能性があるということです。これは、電波塔から直接電波を取っている場合でも、起こりうることなのですが、こういった場合には、他の方向を探すなどの代替手段を探すしかありません。
なので今ご自宅のアンテナが電波塔に向かって設置されているのか、違う方向に向けられているのかをチェックしておいた方が良いです☆
正しい位置を把握していれば、災害時に何かあったとしても正しいのか異常なのかが分かりますものね。
ただなかなかそういった知識を一般の方は持ち合わせておりません。
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