日本には大きい3社の地デジアンテナメーカーがあります。
製品づくりにおいて重視する点はメーカーごとに異なり、それがそのまま各メーカーの特色となっています。
デザインで勝負するメーカー、使いやすさを追求するメーカー、価格の安さでユーザーに還元するメーカー。
それぞれに工夫をこらした製品を提供していますので、いざという時になって迷わないように今のうちからメーカー情報を確認しておきましょう。
アンテナの買い替えを考えている方のお役にも立てるかと思います。
メーカー3社
アンテナを生産している国内大手メーカーには、マスプロ電工、DXアンテナ、日本アンテナの3社があります。
もちろんこれ以外にもメーカーは多数ありますが、代表的な企業はこの3つになります。
各社ともに従来型と平面型の両方を取り扱っていて、従来型ではメーカーによる違いはほとんどありません。
素子数の違いによって電波利得などが多少変わってきますが大きな意味での性能や価格はほぼ同じと言える形態ですので、従来型に関してはメーカーを気にせずに選んでもいいかもしれません。
メーカーの特色が色濃く表れるのはむしろデザインアンテナで、性能を評価する指標となる電波感度はDXアンテナと日本アンテナのもので26素子相当になりマスプロ電工が20素子相当となっています。
価格で比べてみるとDXアンテナが若干安く性能面でも価格面でも頭ひとつ抜けている印象がありますが、細かい条件を比較した上で現在の住まいに合ったメーカーを選びことをオススメ致します。
メリットデメリット
日本を代表するメーカーとして、マスプロ電工、日本アンテナ、DXアンテナを挙げました。
この3社は国内のシェアの多くを占めていて、業界トップのシェアを誇るマスプロ電工の特色は商品ラインナップの幅広さです。
従来型はもちろん、一般家庭用のものやコンパクトサイズの軽量型、ラジオ用のAMFM対応まで、小規模メーカーでは実現できない豊富な品ぞろえが特徴です。
日本アンテナの特徴は、豊富な商品ジャンルに対応していることです。
主力商品である地デジ受信用関連機器はもちろんのこと、CATV用周辺機器や無線関連用受信機器にいたるまで、通常の家電メーカーではなかなか見られない製品作りをする事が出来ています。
ホームページの商品の見やすさも魅力のひとつで、まるでページをめくるように読み進められるデジタルカタログは魅力的なものです。
DXアンテナもまた、他社とは違った品ぞろえを特徴にしている企業です。
一番の特色は介護分野に力を入れていることで「ハイビジョン見守りシステム」や「ワイヤレストーク」など、高齢化社会で必要とされる電子機器を積極的に開発して商品化しています。
テレビ関連の商品も充実しており、アンテナやその周辺機器から高画質液晶テレビや高性能DVDレコーダーなど豊富な品ぞろえで着実にシェアをのばしています。
アンテナ設置工事会社によってもオススメのメーカーもありますし、デザインに関しては各社異なりますのでウェブで確認して、これを付けたいというのがあれば工事可能かアンテナ設置工事の会社に確認するのもいいのではないでしょうか。
Comments