テレビ映りとアンテナの向き

　　　　テレビの映り具合は電波の受信状態に関係します、電波の受信状態はアンテナの立て方とその位置や方向に密接に関係があります。

アンテナを立ててもきちんと電波をキャッチできなければ意味がありませんので、しっかりと電波を受信できるように必要なことはどんなことなのかや電波そのものについてもよく考えてみましょう。

　　発信所の場所は？

　　　　地デジの視聴をする場合にはアンテナの設置が不可欠で、受信が乱れることなどがあった場合もアンテナの設置場所や方向を微調整することで改善されたりします。

　　　　方向を変えたり場合によっては高さを変えることで受信状況が良くなることもあり、アンテナは基本的に高い位置に設置することが望ましいのですが発信所の方面に高架などがある場合にはアンテナの高さを低くすると改善するケースもあるようです。

　　　　しっかりと電波を受信することで私たちは快適にテレビを見られます、電波は電波塔などの発信所から発信されています。

　　　電波をしっかりキャッチするよう感度を高めるためには、アンテナの向きを発信所に向ける必要があります。

　　　これはアンテナの指向性という性質によります、アンテナの方向を微調整するには二人以上で取り組むと良いでしょう。

　　　一人がアンテナを調整してもう一人はテレビの画面で受信レベルをチェックします、感度を高めるためには発信所の場所を知らなければなりません。

　　　　発信所はどこにあるのでしょうか、発信所は全国各地にあり現在はほとんどの地域で十分な電波を受信できるようになっています。

　　　　発信所には電波塔以外にも中継局があります、電波塔や中継局は全国各地をカバーでできるように配置されています。

　　　　発信所の規模にも様々あって発信所ごとにカバーできるエリアが異なります、山がある地域では発信所は山頂にある場合が多いので地方では山の上を見てみると見つかるかもしれません。

　　　　快適にテレビを視聴するためには電波の発信所の場所方向を把握することが不可欠ですので、まずは近くの発信所がどこにあるのかを調べてみましょう。

　　　　しっかりと電波を受信するためにはアンテナを電波の発信所の方向に向けることが重要です、そのためには近くの発信所の場所を把握しなければなりません。

　　　　見渡せる範囲内に電波塔などの発信所が見つからない場合は電波の発信所の場所はどうやったら調べることができるのでしょうか、近隣に住宅があればそれらの住宅の屋根上を見てアンテナをチェックするのも良いでしょう。

　　　　どの家庭のアンテナも同じ方向を向いて設置されていませんか、これは近隣のアンテナが向いている方向に電波の発信所があるということです。

　　　　その情報をもとにおおよその方向を決め微調整を行っていけばよいでしょう、近隣にアンテナがなかったり正確に発信所の方向を知りたいという場合にはインターネットを使っての検索をお勧めします。

　　　　「放送エリアのめやす」というページ検索して使えば最寄りの発信所を簡単に調べることができます、このページで郵便番号や住所と局名からなどの情報からあっという間に検索することができて地図上に最寄りの地デジの電波塔の位置と放送エリアを表示してくれます。

　　　　ちなみに放送エリアとは概ね放送が受信できる範囲を示すものです、受信エリアの表示で十分に電波が届いているエリアなのか弱いエリアなのかもわかります。

　　　　なおこの検索サイトは携帯電話やスマートフォンからでも使えまるので便利ですね、実際にアンテナ設置の作業をする場合にはスマートフォンのアプリがとても便利です。

　　　　Androidのアプリ「地デジアンテナ調整」をお勧めします、使い方はとても簡単でGPS情報や住所の入力だけで最寄りの電波塔と現在地を結ぶ線を表示してくれます。

　　　　この表示を見ながら、アンテナの方向、位置の微調整が可能です。

　　　　最寄りの電波の発信所の場所がわかったらしっかりとアンテナの方向を微調整して無事にテレビの視聴が可能となります、電波の受信レベルも十分であれば快適なテレビライフが送れますね。

　　　　電波の強さについては電波が弱いとテレビが見られないということはもうご存知ですね。

　　　　電波は強いに越したことない！！！だったり強ければ天候の影響なども受けにくくより安心なのではないか、そう考える方もいらっしゃるかもしれません。

　　　　実は電波というのは強ければよいというわけではないのです、電波塔のすぐ近くの地域などは十分を通り越して電波が強すぎるという状況です。

　　　　電波が強いのはわかりますが、電波の受信レベルが高すぎるとテレビは視聴できなくなります。

　　　　発信所の近隣は強電界地域と呼ばれ、電波が強いためアンテナの方向が多少ずれていても電波を十分に受信することが可能です。

　　　　それどころか電波が強すぎて、電波を弱めないとテレビが映らないという状況になることがあります。

　　　　電波が弱い場合には、ブースターを設置することで対処ができます、逆に強すぎる場合には電波を弱めるためのアッテネーターという部品を使用することで定説な電波強度に調整することができます。

　　　　強電界地域ではアンテナを屋内用のものにして対応するというのも一つの選択肢です、地デジ放送が始まってから強電界地域だけではなくマンションなどの集合住宅でも電波が強すぎて受信状況が悪くなるといったケースが相次いだこともありました。

　　　　集合住宅では共同アンテナやブースターを使用しているのでその調整の仕方で部屋によっては電波が強すぎる状況に陥ってしまったそうです、テレビを快適に視聴するためにはなんといっても電波状況が重要です。

　　　　しっかりと電波を受信することは地デジを楽しむための第一条件で、そのためにはアンテナをきちんと正しい方向に設置することが必要不可欠です。

　　　　最寄りの発信所の場所を把握してそちらの方向へ向けてアンテナを設置しましょう、電波は弱すぎても強すぎてもテレビが映りません。

　　　　何事もほどほどにちょうどいいという範囲があるものなのですね。