テレビアンテナは一種の消耗品です。
故障した場合にはその時点で新品に交換しなくてはなりませんが、できれば慌てずに余裕をもってアンテナ工事のタイミングを見きわめトータルコストを最小限におさえたいものです。
基本的にアンテナ工事の料金相場は一般的な需要に反比例します、多くの人がアンテナ工事を望む時期には設置工事会社側も1件あたりの料金をそれほど高く設定しなくても採算がとれるため料金の相場が自然と安くなるのです。
業界の仕組みをある程度把握しておくことで工事の適正料金がおのずと見えてきます。
8K
2018年はテレビ業界にとって地デジ導入に次ぐ大きなターニングポイントと見ることができました、話題になっている「8K放送」が実用段階に入ったたのでこのタイミングを見てアンテナ工事を依頼しようとした人も多かったです。
まだまだ本格導入はこれからですが8K放送はこれから主流になってくるのではないでしょうか。
ちなみに8Kとは1000を省略した単位表記の8000のことで、映像技術においては表示できる画素数を表しています。
すでに導入されている4Kが縦4000、横2000という画素数を実現しており、8Kはさらにこの4倍もの画素数になるものもあります。
画素数が多いということはひとつの画像を切り分ける単位がそれだけ細かくなるということですから、4Kよりもはるかにクオリティの高い画質で映画やバラエティを楽しめるようになります。
8Kが主流になるとアンテナ工事の需要も急増するでしょうから、それにともなって工事料金の相場が下がることは充分に予想されます。
オリンピックが狙い目!!
2020年の東京オリンピック前後はテレビとテレビアンテナの買い替え需要が急増するタイミングだと言われています、東京オリンピックの開催時期には8Kによるテレビ放送が定着している可能性もあり、オリンピック前にあわせて8Kの画像を楽しむべくアンテナ工事を依頼すると考えることもできます。
工事の需要が高まるタイミングでは当然料金相場も落ち着いてくることが予測されるため、東京オリンピック前後がアンテナ交換の絶好のタイミングではないかと考えられているのです。
振り返ってみれば前回の東京オリンピックではカラーテレビの買い替え需要が急増して、同時に白黒テレビ時代の終わりを告げました。
時代を超えてオリンピックでふたたびテレビの歴史が大きく変わるというのは何となくロマンを感じさせませんか?
タイミングは自分がいいと思った時
アンテナ工事に最適なタイミングはこの先も定期的におとずれるでしょう、あまり極端にタイミングにこだわりすぎると目先の安さにつられてトータルコストが嵩んでしまうことにもなりかねません。
昭和の時代とは異なり現代ではテレビの在り方がきわめて多様化しています、今後は8Kやフルハイビジョンをさらに超える16Kや32Kテレビなどが登場するかもしれませんしテレビそのものの小型化も予想されています。
アンテナの寿命はおよそ10年と言われていますが使用状況によってはそれよりも早く故障してしまう場合もあります、ライフスタイルの変化によってテレビとの向き合い方が変わってくることもあるでしょう。
タイミングを慎重に見きわめることももちろん大切ですが、こういうテレビで番組が見たいというニーズを基準にしてアンテナを選ぶこともまた意味のあることです。
アンテナ工事のチャンスは2020年におとずれると言われています、映像技術にとっては大きな転換点である8Kの標準化も予想されて歴史的に見ても重要なターニングポイントになるであろうと見られています。
自分の中でどういったテレビを必要としているのか、どのような性能が必要であるのかをしっかりと見据える必要があります。
時代と共にテレビとの向き合い方が変わっている今、その点を自身が考えることが重要となるのではないでしょうか。
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