アンテナ工事会社を選ぶ上で欠かせない判断基準は料金ですが、安いかどうかだけでなく相場と比較してかけ離れていないかや適正価格で請け負っているかなどのポイントをきちんとチェックする必要しなければいけません。
初めてのアンテナ設置の場合は情報の入手法がわからず、広告で目についた会社にとりあえず依頼してしまうケースが多いのではないでしょうか。
グレーな会社に騙されないためにも、おおよその料金相場やクチコミの上手な活用法などを見ていきましょう。
アンテナ選びの基準
アンテナの性能は電界強度と電波利得によって比較できますが、電界強度とは電波を拾う力の強さでこの数値が高いほど必要なサイズは小さくなります。
お住まいのエリアの電波強度を知るには近隣のマンションなどに設置されているアンテナの種類を観察するのがわかりやすい方法です。
同じエリアでもマンションの構造や部屋の階数によって電界強度は微妙に異なるので、工事前に業者によく確認しておくのがいいでしょう。
電波利得とは感度のことで、こちらも数値が高いほど電波を効率よく拾えることを表しています。
電波利得は必ずしも大きさに比例するわけではなくて、小型のタイプでも本体の性能がよければ電波効率もよくなるので専門スタッフに相談することを推奨致します。
これ以外に性能を比較する指標としては素子数で、素子数が多いほうが性能がよいと言えます。
ただ、電界強度によって最適なサイズと素子数があるので、自分だけの判断で必要以上に高価なものを設置しないようにしましょう。
正しい選び方
アンテナ工事をする選択肢は
①自分で行うこと
②大手電気屋にて依頼すること
③アンテナ工事専門会社に依頼すること
④地元の電気屋さんに依頼すること
以上の4つが考えられます。
自分で行うのはよほどの自信がない限り行わない方が懸命です。
ケガの危険もありますし、知識がない状態で設置を行うと様々なトラブルが起きてきます。
アンテナを購入した際に大手の電気屋さんでそのまま依頼するという場合もあると思います。
大手電気屋さんの工事は地元の電気屋を通して行われることが多く、その分値段も高くなることが多い傾向があります。
低価格に安心して任せたいという方にはやはりアンテナ 専門会社をお勧めします、電波状況の調査もしっかりと行ってくれて知識や技術も十分に持っています。
それぞれメリットとデメリットがありますのでよく検討することが必要です。
料金相場
テレビアンテナ設置料金は都道府県によって微妙に異なりますが、埼玉を含む南関東は工事料金はやや割高に設定されていることが多いです。
テレビアンテナ設置工事は大きく地デジ、BS、CSに分かれ、それぞれに相場があります。
地デジアンテナ工事で本体と同軸ケーブルなどの周辺機器込みでおよそ2万円～4万円程度、3種類すべてを同時に取り付けた場合は6万円～8万円あたりが適正な相場ではないでしょうか。
料金にばらつきが出る要因としては提供する商品のレベルや固定器具の品質、あるいは人件費の割合が業者によって違うためと考えられます。
実際に工事を依頼する前にネットのクチコミを入念にリサーチし、そのエリアでの適正価格を把握しておきましょう。
近くにアンテナ工事を依頼した知り合いがいれば、その際の工事料金を聞いておくのもいいでしょう。
適正価格を理解しておくことで、実態と会わない不正な金額を請求されたとしても毅然とした態度で詳細を求めることができるようになります。
注意点
工事会社を比較する上でまず目につくのは料金面の違いではないでしょうか。
工事会社は料金で差別化をはかるため、業者ごとの特色が表れやすいポイントではあります。
ただし、料金だけで比較すると安い業者ばかりを選んでしまうようになります。
トータルコストをできるかぎり低く抑えることももちろん大切ですが、肝心のアンテナが粗悪品だったり設置工事が雑になったりしたのでは意味がありません。
そういう意味での追加コストは無駄になるので、アンテナ工事の会社を選ぶ際の注意点を見ていきましょう。
①現地調査をするか確認
現地調査では専用の機械を使って電波状況を調べますが、アンテナは各家庭で電波状況が変わってくるためのものです。
この現地調査を全く行わず、電波状況の調査を行わずにヒアリングのみで見積もりを出そうとした場合は要注意の事が多いです。
万が一そういった所に依頼した場合はテレビを見ようとしても見られないというトラブルにつながりますので、必ず現地調査を行うか確認しましょう。
②見積もりの記載確認
アンテナ工事を依頼する際は見積書をだしてもらってから比較検討し、実際にお願いするかどうかを決めるというのが多いのではないでしょうか。
しかし、あまり見たこともないものなので見積書の内容がよくわからないという方も多いですよね？
見積書に含まれている内容としては、まずは設置するアンテナの金額記載があります。
設置するために行う工事にかかる費用、ケーブルや資材の金額、環境や必要に応じて使用することになる分配器やブースターの金額が加算されます。
記載される項目は他にもいくつかありますが、細かく記載されていない場合は不信感が残ってしまうので会社に確認することが必要になってきます。
工事の仕方や設置場所の環境によって必要なものはそれぞれの住宅によって変わってくるので、一つ一つ確認していくことが必要になります。
③保証を確認
保証制度の有無の確認です、アンテナ工事会社の中には工事だけ行ってアフターフォローがないところもあります。
保証がない所に依頼してしまうと、問題が発生した時に自腹で修理するなど余計な費用がかかってしまいますので保証期間の長さも含めて保証が付いているか確認しましょう。
アンテナ工事会社の評判を調べよう
どのアンテナ 工事会社も最低限のアンテナ設置技術と商品の品質をもっていますが、細かいところで見るとどの業者も同じというわけではありません。
偶然見つけた会社に工事を依頼するのは一見手軽なようにも思えますが、悪徳業者にひっかかる危険性が大変高くてアフターサービスの面も考慮しなければいけません。
テレビアンテナは耐用年数が長く定期的なメンテナンスが必要な製品であり、設置する会社とも長い付き合いになることをおさえておきましょう。
設置会社の評判を知る最も手軽なツールはネットです。
ネットの口コミには埼玉、関東の工事会社の長所と短所がコンパクトにまとめられているため、お住まいの状況と予算に合ったチョイスをすることができます。
口コミの欠点は匿名性と主観性の強さで、ほんの一部ではありますが実際のデータに即していない不正確な口コミも流れており確認もせず鵜のみにするのは大変危険です。
参考にする際は管理の行き届いた大手のサイトにかぎるなど、自分なりの防衛手段を工夫しましょう。
以上のように、埼玉、関東には非常に多くの業者があります。
・きちんと細部までわかりやすい見積もりを出してくれるのか。
・アフターフォローをしてくれるのか
・工事の際の技術はどうなのか
など自分なりの基準をしっかりもって、事前にしっかりと調査をしてから業者を決めることで満足のいくアンテナ工事をすることができるようになります。
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