テレビアンテナを設置するにあたり、選択条件に強電波値域か中または弱電波地域かで機器の選択や設置方法なども変わります。
当然ですが東京スカイツリーという電波塔のある東京は電波が強く、それに比べれば埼玉は弱くなります。
この電波の強弱でアンテナ設置機器類の選択肢が変わってきますし、費用にも大きく影響してきます。
電波の強い東京では、その点が顕著です。
見積もり&電波調査
地デジアンテナ工事を始める前に、必ず行っておきたいことはかかる費用の見積もりを出してもらうことと現地での電波調査です。
見積もりを出してもらわないで契約して工事に入ってしまうと実際に工事に入ってから必要な機器がでてきたり、予定のものは使えなかったなどと理由を付けてどんどん値段が跳ね上がっていってしまうことがあります。
実際に請求された金額が予定していたものとは全くかけ離れている高額なものになってしまった、なんていうこともあるのです。
そうならないためにも必ず現地での電波状況の調査をしてもらうようにします。
必要な機器やアンテナの種類を決めてから見積もりを出してもらいます。
これらの工程には費用がかからない場合が多いですが、電波調査をせずに見積もりを出しているところもあるので確認することが必要です。
アンテナの基本!
基本的にアンテナは一定の指向性をもっていて、設置をした場合に送信局や中継局に向けた設置をすることになります。
送信局や中継局に向けた設置をしますが、その前に遮へい物となる建物も考慮して設置位置を調整したりします。
電波の飛んでくる方向に対して、できるだけ隔てるものがないような設置位置を調査することが大事です。
電波が弱い場合や引き込み距離や分配数が増えれば、ブースターを取り付けて視聴品質を高めます。
なので工事自体も設置環境の調査をしっかりとすることで、ベストな位置にアンテナ工事で設置してくれるのです。
アンテナ自体も電波の強弱を考慮し、最適な選択をします。
アンテナ設置だけが仕事じゃない!
地デジを視聴するのにアンテナが当然のように必要です。
工事により設置をするのですが、単純にアンテナさえ設置すれば見られるから終わりというものではありません。
設置環境の調査が重要で、送信局の位置や距離と方向がどのような状態なのかを確認します。
最も重要なのが設置しようとしている場所の電波レベルで、これによって設置する機器類が変わったり設置方法などにも影響が出ます。
アンテナ設置で利用する部屋への引き込みから部屋の端子設置、電波状態の計測と調整はとても重要になります。
設置しても肝心の電波レベルが一定量確保出来なければ地デジの画面はブロックノイズ化したり静止したりして、最悪は映りません。
設置以外に大くの計測と調整が必要です。
東京が得なのか?
アンテナの種類は色々とあり、電波の強さによっても選択肢があります。
電波の強い東京では低性能でも十分なので、幅広いアンテナ製品の選択ができます。
東京に比べて埼玉は電波が弱くなるので、東京で設置可能だった低性能アンテナは利用できず高性能寄りのものになります。
結果として東京の方が埼玉より選べるアンテナの種類は多く、そういう意味で東京の方が選べるアンテナは豊富です。
電波の強さで見れば強電波値域は東京になり、中低電波値域が埼玉というザックリですがイメージできると思います。
特に性能がやや低めなデザインアンテナを設置するとなると、埼玉より東京の方が格段に設置可能数は増えます。
東京都と埼玉で比較すると設置する機器類が電波の強弱により変わってくるということが分かります。
東京など強い電波値域では全てのアンテナが設置可能なのに対して、電波の弱い値域では高性能なアンテナ設置が必須なのでその分が費用面に現れます。
都道府県自治体で制定されている基準人件費は東京が全国で一番高く、埼玉は数千円程度も低くなるのです。
トータルの工事費を見れば東京と埼玉では一長一短があり、相殺されてしまい差があまりでないともいえます。
但し、アンテナ選択の豊富さは東京に分がありそうです。
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