ゲリラ豪雨の予想に利用するための試験観測を東京都板橋区で国の機関NICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)が開始されました。
地上デジタル放送波が送信所から各家庭まで空中を伝わるときに大気中に存在する水蒸気の影響で発生する、わずかな遅延をピコ秒精度(ピコは、1兆分の1)で精密に測定することで、大気中の水蒸気量を推定する技術の実証を目的とした試験観測を開始します。
ごく簡単にご説明すると、板橋区役所の屋上に地デジ放送受信用のアンテナを1本は東京スカイツリーに向けて、もう一本はそれと反対方向に向けて設置します。
スカイツリーに向いているアンテナで直接波(地上デジタル放送の放送波)を受信します。
もう一本のアンテナで受信するのは、板橋区内の大きなビルから反射してやってくる電波です。
反射波の受信には、大気中の水蒸気の影響で微小な遅延時間が発生します。つまり、上空の水蒸気量が多ければ多いほど、反射波の遅延時間は長くなるはず。
その時間を精密に(ピコ秒精度で)計測することで、水蒸気量が推定でき、より正確な天気予報に貢献できるのではないか、というものです。
この技術の精度が高まっていけば、雨の降る場所と時間の予測が難しいことで悪名高い、ゲリラ豪雨の予測がより正確にできるのではないかと期待されています。
というのが地デジ放送波を使った水蒸気量推定手法の試験観測を板橋区でスタートというニュース記事から引用したものでございます。
まとめ:
一言で申し上げますと、
技術が進めば身近な地デジアンテナがゲリラ豪雨の時間と場所を教えてくれる!
ということです。もはやゲリラでもなんでもないですね!(^^)!
TVを見るだけではなく、生活に役立つ情報を教えてくれるようになる可能性がある地デジアンテナ!
この先、もっと技術が進み様々な情報をキャッチ・配信する可能性もございます。
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